115期 予餞会 記事 : 平木柳太郎 (115) 予餞会 2003年2月3日(月)午後1時半より (筆者注:長すぎましたね。書き始めると止まらなくて・・・。) |
〜今年も元気に予餞会〜 今年も予餞会が(無事に!)行われました。 完全週休2日制に伴い、学校行事も少しずつ変わっていく傾向にあり、予餞会も中止または縮小の危険にさらされていました。 やはり時間的な縮小は避けられなかったわけですが、それでも、限られた準備期間で素晴らしい予餞会を企画してくれた生徒会執行部及び後輩諸君、そして先生方に深く感謝しています。 そのお礼として、気合いを入れて特集記事を書きます!(もちろん、内容的な保証は無しですが…。) 〜開会式はドリフターズ〜 今年から、3年生の学年末考査はなくなりました。 例年は、午前中に学年末考査を消化して(?)、午後から予餞会という感じでしたが、今年は普通授業がありました。 1時15分に第一体育館へ入場し、1時半から開会式が始まりました。 校長先生と生徒会長(※即興)の挨拶が終わり、2年4組による開会式出し物が始まりました。 今回のテーマは『ドリフターズ』だったようで、ビミョ〜なノリの男5人が素敵なチアガールをバックに開会式を盛り上げてくれました。 坊主頭の野球部くんだけが一生懸命に見えました。(坊主にスーツは似合います。) 〜演劇部公演のテーマは万引き〜 時間的余裕の無い予餞会。すぐに演劇部による演劇が始まりました。 今年は『今夜はすき焼き(仮)』の題で、スーパーでの万引きによる若者の心の葛藤をリアルに表現してくれました。 主役の万引き男子役が、実は女子だということに気付いていた人は少ないのでは? ちなみにその男子役の女子は、我らが日記記者・朝日望ちゃんでございました☆ 私は演劇を見る度に出演したくなるのですが、結局一度も果たされないまま終わってしまったのでした。 〜レベルの高いハンドベル演奏〜 続いては毎年恒例のハンドベルです。演奏終了後の感想は、『レベル高い!』というのが多かったようです。 今年は1年1組が担当してくれたのですが、目立ったミスもなく、素晴らしく澄んだハーモニーが響き渡りました。 終曲では先生も2人参加してくださいました。今回は予想を上回るレベルの演奏で、ハンドベル株が急上昇です。GOOD♪ 〜感動と笑いの合唱〜 続いては合唱です。ここでもまた、1年生が頑張ってくれました! 3曲も歌ってくれたのですが、1曲目は男性合唱、2曲目は女性合唱、そして3曲目で混声合唱という頑張りようでした。 男子の少し照れくさい風な表情は若さを感じさせてくれ、女子の軽快なリズムに乗った歌声は元気を与えてくれ、最終曲では感動とともに、通称・武富士先生が最高の指揮で笑いをもたらしてくれました。 1年2組の頑張りで合唱株も急上昇です! 〜クラス劇「落窪物語」〜 さてさて、ついに来ました・・・劇です!個人的に最も期待していた出し物です。 なぜかというと、2年生のお笑い系エースの某野球部くんが主役だと聞いていたからです。 もちろん、期待以上の素晴らしい劇でした。題は『落窪物語』。まさか古典でくるとは、予想外でした。 イキナリ主役の母親が殺され、絶妙はナレーションに全員爆笑です。 主役の某野球部くんは女性役だったのですが、(制服姿のスケバン女子を除けば、)登場する女性役は全て男子がやっていました。 ナイスキャラが何人も発掘され、爆笑の連続でした。 〜山田兄弟(生徒会長と吹奏楽部員)〜 続いて吹奏楽部。ここでの見せ場は、山田兄弟でした!1週間前から計画していたという山田兄弟の共演! 笑点風に「山田く〜ん、座布団一枚持ってきてぇ!」と山田弟が叫ぶと、立ち上がった山田兄が「はい、かしこまりましたぁ!」と返し、これには驚かされ、大いに笑わせていただきました。 山田兄弟は顔も体型も似ていて、双子のような感じです。一見の価値あり☆ 〜ラインダンスに松浦亜弥に〜 10分間の休憩の後、新しい試みのラインダンスが披露されました。 名前の通り、一列に並んで踊るのですが、さすが理数科!それだけでは終わりません! ボイスパーカッションに合わせたブレイクダンス、女装的松浦亜弥が登場し、完成度の高いダンスに歓声と笑いと悲鳴(?)が溢れていました。 今年は全体的に女装が流行っているようです。 〜先生合成クイズ〜 今回の予餞会で最も盛り上がった出し物は、(先生方の出し物を除けば、)クイズではないでしょうか。 今年はスライドを駆使し、写真中心のクイズ形式でした。 先生方の幼い頃の写真や、2人の先生を合成した写真が登場し、驚きの歓声で大いに盛り上がりました。 コンピュータの使い手が増えたのは、教室にPCが設置され、PCを使った授業が増えたからでしょうか。完成度の高いクイズでした。 〜コーラス部の美しい歌声〜 クイズで盛り上がった後は、コーラス部です。男子5人中3人が助っ人という極限状態でよく頑張りました。 やはり一般生徒の合唱とは比べ物にならない美しい合唱でした。 来年の新入生がたくさん入部してくれるといいですね。入学式ががんばりどころです。 〜スライド上映そして女装軍団〜 生徒による出し物は最後になりました。スライドです。昨年の予餞会ではスライドが最も盛り上がった記憶があります。 今年も昨年同様、コンピュータを駆使していましたが、印象としては、少し短かった気がします。 おそらく、制限時間の10分を守ることに専念して、まとめすぎたのでしょう。 なぜかここでも、女装軍団が登場していました。 懐かしい思い出がスライドで流されると、なんとなくハァ〜とため息がこぼれます。 ただ、今年はクイズの形式と重なったのが残念でした。 〜危険な危険な担任団公演!〜 ついに来ました!先生方の出し物です! 今年は練習時間が当日の本番中(他の出し物の間)だけということで、少し心配でしたが、終わってみるといらぬ心配でした。 前日から、『いやぁ〜今回は危険だちゃ。やっていいもんかのぉ。』と理数科担任が苦笑いする内容だとは聞いていましたが、まさか、学年主任までもが女装してしまうとは、誰も予想できませんでした。 不良化したS子先生やS伯先生、そして、女子高生ルックのK上先生・・・みんな、どうしてしまったんだい!?(笑) T野先生の語りから始まり、S口先生は熱い汗かき教師。A谷先生は優等生役。 そして、なんと、まさか、S幸先生が・・・富商の女子制服を着てしましました。 最終的にはS口先生の熱い思いが不良生徒(先生)に伝わり、感動の青春劇として終わりました。 劇の後、『ゲキレンジャー(激励じゃー)』と名乗る全身タイツのM原先生・N村先生・T賀先生が現れ、激励してくださいました。 最後は学年主任の3年生へのメッセージで終了しました。まさかここまで危険な出し物だとは思いませんでした。 ちなみに、次の日、女装したS幸先生は風邪を理由に欠席されました(笑)。終わった後も笑わせてくれた先生方、ありがとうございました。 〜ありがとう予餞会!〜 閉会式はピアノ演奏で静かに進められ、興奮と感動の入り混じった雰囲気の中、予餞会は終了しました。 受験期に入ってから、今日ほど心の底から笑い、感動したことはなかったのではないでしょうか。 後輩諸君、先生方、素晴らしい予餞会をありがとう!受験前の心を癒してくれ、卒業前の素晴らしい思い出となりました。 来年からも予餞会が行われることを願いつつ、特集記事を終わります。 |
〜生徒会長より〜
親愛なる卒業生のみなさま、予餞会はどうだったでしょうか。ちょっと長かったですか?どうもすいません。でも、楽しんではいただけたと確信しています。 そして1,2年生のみなさん、どうも予餞会お疲れまでした。時間のことを除いて今年の予餞会は大成功だったと思います。今年の予餞会は初めてのことばっかりで、スケジュール的に強行突破になったのですが、みなさんの健闘のかいあってすばらしいものとなりました。 以下、来年へ向けて私の伝えたいことをつらつら書きました。読み流しても結構です。でも、ちょっとは心に留めておいてください。 私が思うに、「伝統」とは“意志”の存在する慣習です。言い換えるならば、守り残そうとする人がいて初めて慣習は伝統になります。 こういう点で、今年度の予餞会は真に伝統たりうるものだったと思います。執行部からの「来年に予餞会をつなげよう」という呼びかけに、各クラスはHRをつかって(期末テスト直前だったのでHRは自習に使いたいクラスもあったようですが)いろいろ話し合ってくれました。 高々30分の会場準備時間にも関わらず、たった2クラスなのに、予定時間通りに準備が完了しました。7限授業の実施にともなって練習時間は相対的に減少したはずなのに、先生方の予想を大きく裏切ってどの出し物もみんな素晴らしいものでした。 先輩は、みんな、笑ってくれました。みんなが予餞会というものの意味、必要性を考え、努力してくれたからです。もう惰性でやってるなんて言わせません。予餞会は富山高校の伝統行事です。しかし、伝統が伝統たりうるには、守ろうとする意志が必要です。伝統は守ろうと努力することによって初めて伝統であり続けるのです(“「である」ことと「する」こと”より)。117期以降の後輩のみなさん、予餞会に限らず、確固たる意志をもって伝統を守ってください。そして、守るべき伝統、辞めるべき悪習、残すべき新しい伝統(今年の予餞会に関する活動はここにあたると思います)、なにがどれなのかわかるようになってください。だって、富山高校の伝統は、もはやあなたたちのものなのですから。 平成14年度後期生徒会長 藤田哲朗(116期生) |
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