112期予餞会  記事:杉木貴文 (113)
 2月2日、第一体育館で行われた予餞会の模様をお伝えします。今年は、新しい一体でのはじめての予餞会でした。 開会前には、三年生の皆さんに風邪をひいてもらっては困るということで1、2年生からあらかじめ、ホッカイロが渡されてありました。

演劇部 開会式でも
 まず、最初は開会式。どこから用意したのかは知らないけど、和太鼓が4台。 ドラムロールならぬ和太鼓ロールの中、どらが鳴り響き開会を宣言。開会の辞では、副校長先生が富校創立時ぐらいの頃の生徒の姿で登場。 今は無い5.5.7拍子で三年生の健康と全員合格を願った。
 続いて演劇部。JUDY AND MARYの曲を途中に織り込んだ形の学園ミュージカルを演じてくれた。 ちなみにこのミュージカルに出てくる男子生徒の名前はすべて富校の先生の名前。 新しい男子生徒の名前が出るたび会場からは笑いが起こっていた。

吹奏楽部 出し物でも
 その後はクラスの出し物へと移った。メッセージつきのクラス全員による合唱、3年生にちなんだクイズ、合唱+音楽に合わせたパネルなど。 Hi-Standardの速いテンポの曲に会わせてパネルを回していたため、たまにミスをしているのも見られたが、一生懸命さはとても伝わっていた。 引き続きコーラス、吹奏楽部による合唱と演奏。どちらも、美声とすばらしい音色を聞かせてくれた。

ハンドベル とびっきり!
 なんと言っても語るべきはこの後につづいた出し物だろう。まず、1年理数科。出し物の内容は「何でもあり」。 ダブルダッチ、ピアノの逆引き、チェアダンス、文活のときのコサックダンスで一躍有名になった組長のバレエ、バンド演奏、一輪車など。 そしてなんと言ってもモーニング娘。の物まね。 LOVEマシーンを歌っていたのだが、突然1−R担任がステージに登場、「み・だ・ら」の部分を照れながら歌い上げた姿に、みんなは大爆笑。 きっとこの予餞会で一番盛り上がった時のひとつであろう。 筆者はこのときステージ袖にいたのだが、1−Rの団結力と言うものを改めて認識した。 ステージ袖に下がった後も照れていた1−R担任の姿も印象に残った。
 そして、恒例のハンドベル。曲は「エナジーフロー」と「空も飛べるはず」。 筆者もこの演奏に参加したのだが、自我自賛だがすばらしい演奏をできたと思う。 自分のクラスはあまり団結力が無いと思っていたが、それは違っていたということを思い知らされた。 担任も感動したと言ってくれたのでうれしかった。予餞会は3年生に餞すると同時にクラスの団結力を高めてくれるのだ。

2−2の劇 ビヨンドディスクリプション
 そして、過去の予餞会には無かったであろう大爆笑の劇が次に待っていた。突然登場するドラえもん。そして登場するのびたとジャイアン。 この後、話は「桃太郎」と「シンデレラ」の世界へと移っていくのだが、このあと、話はとんでもない方向に進んでいくのだが、この面白さは残念ながら筆者のボキャブラリーの不足からお伝えすることができない。 複雑に伏線が張ってあり、とても文章になどできるものでは無かった・・・というのはただの言い訳だが、ほんとにあの面白さを表現するのは難しい。 どうしても見たいと思う人は、先生にビデオを借りて味わってもらいたい。
 クラスの出し物の最後は、スライド。3年間の写真が次々と映し出され、三年生からは歓声が上がっていた。

3年担任団 Be Cool!
 そして、トリはやはり3年生の先生方による出し物。野猿の「Be Cool」をダンス。 途中ラップの部分では、カンペを見ながらある先生が熱唱。会場からは大きな歓声が起こっていた。
 最後に全体を通して感じたこと。それは富校生は、秘めたるパワーをものすごく持っているということだ。 経験不足が心配された予餞会も大成功のうちに終わったこと。これが筆者にこんなことを感じさせた大きな理由だ。


    もどる  表紙へ