第33回文化活動発表会  記事:杉木貴文 (113)
 9月24、25の二日間、富校のメインイベント文化活動発表会が行われました。
スローガンは「脳味噌の跳躍〜始めよう新時代〜」。 去年も狙い撃ちしてくれた台風が今年も天気をぐずつかせるなか、富校の文化の火は高らかに燃え、 生徒一人一人の脳味噌がさまざまに跳躍しました。

今年のスローガン 文活の準備
 今年の文活の準備は例年になく遅いと評判だったものの、なんとかほとんどのクラスは教室の展示物をほぼ完成させた。 23日は活動禁止となっているため、22日中の完成をめざして汗水たらして頑張った結果のようだ。 当然当日の朝は深夜登校人が出ることもなく、一番乗りの人の登校時刻は6:00となった。
 23日。この日はクラス展示の活動は禁止となっているものの、文化部は活動しても良かったため吹奏楽部がリハを行っていた。 吹奏楽の顧問といえば砂子先生。砂子先生の手品はまた見れるのだろうか。

オータムコンサートっ♪ クラス展示と文化部発表
 なんと言っても文活のメインイベントは1,2年のクラス展示だろう。 今年は1−Rがホームページを使い情報を発信するなど画期的なクラス展示がいくつかあった。 開会式でのクラ展と文化部のPRも、凝ったものが多かった。
 文化部の人たちにとっては大きな見せ場である文活。 吹奏楽は「1日目、2日目を合わせるとスプリングより大変だ」(吹奏楽部員談)というコンサートをみごと大成功のうちに終わらせた。 2年生のソロも会場を沸かせていた。コーラス部はポピュラーを交えたステージでの熱唱を聞かせてくれた。

食堂にて、にぎわう売店喫茶 さまざまに跳躍する脳
 個人研究発表ではショパンの「革命」の演奏、空手の形の演武、そしてバンド演奏とバリエーションに富んだ発表を見ることができた。 執行部が気合を入れて外で行うことを計画していたチャリティーバザーは、台風の襲撃にはなすすべもなく選択Iへと移動。 去年といい今年といい、どうして文活に台風はつきものなのだろうか。
 しかし天気には左右されない食堂での売店喫茶は、ワッフル、クレープなどメニューが増えたおかげか満員御礼。 注文数の関係でできた当日券も完売し好評であった。

植樹のもよう 2日目
 一時間ほどの自由観覧の後、一体での演劇鑑賞。今年の演劇は「VIBA MEXICO」。 メキシコのストリートチルドレンと日本の若手写真家との交流の話で、背景に流れる社会への風刺が分かりやすくこめてあり、ちょっと涙もろい人はうるっとくる観劇であった。
 これにて文活もすべて終了の閉会式。クラ展の審査結果が発表され、最優秀2−R「男と女」、 優秀1−R「マスメディアと心理」2−6「サバイバル」、努力1−4「海」2−5「人間」という結果だった。 やはり理数科は強い。団結力のもたらす結果なのだろうか。
 文活が終わった後、70期生による日本庭園の贈呈が行われ、引き続き太郎丸の杜の植林が行われた。 今回は杉30本、樫30本の植樹で、自分の植えた木が杜の一部として残るというすばらしい活動であった。 こうしてまた富校への愛校心はおおきくなっていく・・・。


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