113期合格発表
 3月19日、強い春の南風が吹きすさぶなか、各県立高校では合格発表がおこなわれました。 その場に立っているだけで、中学生たちの緊張と興奮がひしひしと伝わってくるようでした。平たく言えばうきうきわくわく。
 普通科、理数科合わせて280人の中学生が喜びの声をあげました。と思ったら、内10人は推薦でもう決まってますね。

どこぞのビラ配り 集まるひとびと
 合格発表時刻は12時半。授業はもちろん、部活動も午前中は一切禁止と、富校の合格発表はとても厳か。 中学生をはじめとして、その親とおぼしき人、中学校、または塾の先生とおぼしき人、ビラ配りに間違いない人などが正門前をにぎわせてきたのは12時過ぎ頃からか。 前の道路にはずらずらと、果てしなく車が停められていた。親子連れの多い証か。
 ただし今年はマスコミが来ていなかったのは寂しかった。倍率の高かった北部高校などにまわっていたようだ。 報道陣がいた方がやはり盛り上がりぶりが違う。さりげなくカメラの前に立ち、おもむろに喜ばしげな顔をしてみたり、と。

時間まであとわずか 合格発表の風物詩、ロープ
 ロープから身を乗り出さんばかりに集まってくるのは、当の中学生ならぬ親御さんたちのほう。 液晶デジタルビデオカメラ持参で、番号の紙が張りだされるところから克明に記録される方までいらっしゃった。 いや、ひょっとすると光学10倍ズームとかで番号を読みとろうとしていたのだろうか? けっこう可能かもしれない。
 後ろの方で物怖じしている女の子もいたが、普通科1.09の低倍率もあってか全体的に中学生の表情はうきうき。テンションが高い。 中には富校の杜の読者もいたのがうれしかった。また、わたしも含めて、野次馬富校生もちらほら見えた。
 ロープ張りの先生のご協力で、1歩だけ中に入ってのアングルから一枚。

いっせいに走り出す! 12時半!
 時刻と同時にロープがとられるが、バイタリティあふれるお父さんたちは時計が12時半を告げるや否やロープをくぐり抜けてまっしぐら。 それにつづく人。走る人。駆け足の人。早足の人。歩く人。早くもスキップの人はいない。
 去年はミルクホール周辺で工事があったために発表は正面玄関横であったが、そのまま今年から正面玄関横になったそうだ。 いまだ県下には受験番号を横並びに書く高校もあるそうだが、富校はもちろん枠付きの縦並びである。 ひとことふたこと「富山県の合格発表について」参照)

喜びの表情  早い、速い。ダッと走って、アッタと叫んで、パシャッと撮って、サッと引き下がる。 みんな興奮しているので行動が迅速機敏である。中には泣いて喜ぶ子もいた。喜びであったことは確認済みである。よかったね。 めまぐるしく移り変わる合格者番号掲示をまえに、なかなかシャッターチャンスは無い。
 しばらくするとそこは撮影場と化した。なかよし4人組がそろって合格、お父さんといっしょに記念撮影、富校の校舎を背景に、等々。 しかしなんと言っても一番人気の被写体といえば合格者番号掲示である。フラッシュの光をあふれんばかりに浴びていた。 ちなみにわたしの机で受けた214番の方、おめでとう。

 さて中学生のみなさん、合格おめでとう。遊ぶなら今のうちです。部屋の片づけも済ませておきましょう。読みかけの本も読んでおきましょう。 23日の新入生説明会からは、忙しくも楽しい、目の回るような日々が待っているのですから。ああ、いいなあ新入生。

    もどる  表紙へ